2008年08月25日
【第十八回】ルーズベルトカップ(その2)

先週に引き続き、ルーズベルトカップの感想です。


準々決勝 vsイギリス

予選リーグでは、負けている相手でしたが、その後の試合を通して、日本はかなり自信をつけてきました。イギリスが相手でも、全く臆することなく、気迫のこもったプレーを見せていました。

アウトサイド、インサイドと攻撃も多彩で、ディフェンスでも相手のポイントゲッターをしっかりと抑えていました。
攻守ともに噛み合った日本は、68対55でベストメンバーである、イギリスに始めて勝利したのです。

この結果、翌日の準決勝、決勝or3位決定戦まで試合ができる事になったのです。


【7月19日】大会4日目

準決勝 vsアメリカ

試合開始から、アメリカの激しいディフェンスに、日本は、なかなか本来のオフェンスが出来ませんでした。
ディフェンスでリズムを取り戻そうとしても、アメリカのアウトサイドシュートの精度が高くて、確実に入れてくる。

予選で対戦した時よりも、日本のポイントゲッターに対してのプレッシャーはきつく、なかなか自由にシュートを打たせてはくれませんでした。
この試合、終始、アメリカに主導権を握られ、51対68で負けてしまいました。

この結果、日本は3位決定戦に回ることになったのです。


3位決定戦 vsイスラエル

予選6位のイスラエル。その後の試合で、日本同様、自信をつけて勝ち上がってきました。
試合開始から、イスラエルの気迫のこもったディフェンスラインを、日本は、なかなか突破できないでいました。
感情むき出しのイスラエルのプレーに圧倒されていたんだと思います。

日本は、なかなか良いオフェンスが出来ず、それがディフェンスにも影響していました。
途中、何度が追い上げを見せていたのですが、イスラエルの勝利への気迫に押され、47対61で負けてしまいました。

最終順位は、6チーム中、4位という結果でした。


今回の大会は、本当にハードでした。1日2試合を4日間、その内、3日間は朝8時からの試合でしたからね。
8時からの試合というと、5時には起きていなくてはいけないんです。
しかも、相手は、世界の強豪ばかり。。。

それでも、今回の大会は、本当に多くの収穫があったと思います。

一番の収穫は、オフェンス力(得点力)が上がった事。
今までの日本は、国際試合になると50点台しか取れませんでした。弱い相手には別ですが・・・
それが、世界王者カナダには60点、イギリスには60点、68点、予選のイスラエル戦では70点と
世界の強豪相手にも点数が取れるようになったのです。
これは、世界選手権が終わってからの2年間、しっかり、オフェンスの強化を行ってきた結果だと思います。

それから、オフェンス力に繋がるんですが、フリースローの確立が上がった事。
今まで日本は、フリースローの確率が悪く、それで落としたゲームも何度もありました。
それが、今大会では全試合の平均が70%以上で、良いときでの試合では、80%を超えていたみたいです。

さらに、ノーマークにされやすい、ローポインターの得点力。
これが上がってきた事により、チーム全体の得点も上がって来ているんだと思います。

課題や修正すべき部分は、先日の合宿で、スタッフ・選手で話し合い、ある程度解決されました。
あとは、直前合宿(8/30~9/1)で、しっかり調整し、本番に臨むだけです。


北京パラリンピック本番前に、確かな手ごたえを掴んだ日本。

もう、世界との差はそれほど無いんです!
「絶対に勝つ!」という気持ちが、相手よりも、どれだけ強く持ち、試合に臨めるかが、本番では一番大事な部分になってくると思います。

メダルを獲るため、選手一人一人が「自覚と責任と誇り」を持って、残り少ない時間ですが、今できる事に全力を尽くす!
そして、12人全員がプラスαの武器を持って、北京に臨めば、必ず結果は出ると信じています。

日本の車椅子バスケ界の歴史を変えるため、みんな、やってやろうぜ!!

Posted by きゃっする  at 10:00 │Comments(0)

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